週間の概況
先週の米国市場はワクチンの普及や追加経済対策の成立による景気回復への期待から景気敏感株を中心に堅調な値動きとなる一方、高値警戒からの利益確定や長期金利上昇による割高感からハイテク株を中心に幅広く売られました。
ただし、景気回復自体は全体にとってはポジティブなはずなので押し目は拾っていきたいと思います。
週間ではNYダウ+0.11%、S&P500-0.71%、ナスダック-1.57%と構成比率で明暗が分かれました。
週間S&P500では金利上昇と景気回復期待で金融セクターやエネルギーセクターなどが堅調でしたが、ハイテク・ヘルスケア・公益他幅広いセクターで軟調な銘柄が多くみられます。
週間トレード記録
利確をしながら、新規銘柄を模索中です。
《購入銘柄》
⚪︎リボルブグループ(RVLV)
新規購入(2/16)100株 @37.50ドル
ミレニアル世代及びジェネレーションZをターゲットにしたファッションECサイト「リボルブ(REVOLVE)」を運営している企業です。
SNSやインフルエンサーを起用したマーケティングで消費者のコミュニティと4500人を超えるファッションインフルエンサーのグローバルネットワークを結びつけるプラットフォームとなっています。
新型コロナにより音楽祭やライブイベント等が休止され業績に影響を与えましたが、財務的な不安はなくコロナ後に期待できる銘柄として購入しました。
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昨年3月安値から5倍、11月からもすでに倍以上の株価になっていて、そろそろ調整に入りそうな気がしなくもないチャートになってきました。
⚪︎テスラ(TSLA)
新規購入(2/17)10株 @783ドル
1月に一旦全て売却したテスラですが、予定通り50日移動平均線タッチからの反転で買い戻しました。
最近ビットコイン絡みで話題になりましたが、ARKの主力銘柄であり個人投資家からの人気も高くクリーンエネルギー関連の柱となる銘柄です。
50日移動平均を割らずに耐えているので、なんとかここからいつものように上昇モードに突入して欲しいです。
⚪︎ジムインテグレーテッドシッピングサービシズ(ZIM)
新規購入(2/18)100株 @21.50ドル
1月にIPOしたイスラエルの海運会社を楽天証券が扱い始めたので購入しました。
同業のダナオス(DAC)のチャートを見ると期待できそうですが、コンテナ運賃やら市況やらはよく分からないので今回は信頼するお仲間さんの相乗り銘柄です。
チャートは参考にならないので適当なところで買ってます。
⚪︎バンブル(BMBL)
新規購入(2/18)30株 @75.00ドル
2/11に上場したてのマッチングアプリの会社です。
マッチングアプリ最大手のマッチグループ(MTCH)から独立した女性社長が起業した会社で女性主導のマッチングを特徴として急成長しています。
こちらもチャートは参考にならず適当に買いましたが地合いの影響で大きく下がっています。
⚪︎キデル(QDEL)
新規購入(2/19)10株 @193.07ドル
診断ヘルスケア機器のメーカーですが、18日引け後の決算発表で売上高がコンセンサス予想に達していなかったことで大きく下落していたので少し買ってみました。
決算ミスとはいえ新型コロナによる特需で売上高前年比431.7%増です。
寄り値で買ったため更に下落していますが、チャート的には底値に近い気がします。
⚪︎エボラス(EOLS)
新規購入(2/19)600株 平均@12.20ドル
前週7.2ドルで売却したばかりの医療用美容薬品銘柄のEOLSを高値で買い戻しました。
エボラスは主力商品である美容治療薬Jeuveauに関して米国アラガンの親会社AbbVieと韓国Meditoxからその主力商品である「ボトックス」に類似しているという知的財産権に絡む訴訟を起こされ、昨年12月に米国でのJeuveauの輸入・販売・マーケティングを21ヶ月間禁止する命令を受けていました。
※ボトックスとは、医療用ボツリヌス菌の毒素(ボツリヌストキシン)を顔の表情筋に注射することで表情筋の収縮が弱まりシワが徐々に薄くなっていくもので、4〜6ヶ月の持続効果が見込まれます。
繰り返し注射を行うことで持続期間や効果が長くなります。
そして、先週19日に両社が全ての紛争の解決に合意し、エボラスがロイヤリティー支払いと引き換えに商品化ライセンスを獲得したことを発表すると市場開始前から株価は大幅上昇しました。
訴訟不安のなくなった高成長期待の企業で市場TAMもかなりでかそうなことから高値掴みを気にせず買い増し買い増しで多めに購入しました。
時価総額4億ドルの小型企業なのでAbbVieあたりに買収される可能性もあるかもしれません。
押し目があれば更に買い増したいと思っています。
《売却銘柄》
⚪︎ローズタウンモーターズ(RIDE)
新規購入(2/16)100株 @26.00ドル
全株売却(2/18)100株 @24.41ドル -184.00ドル(-7.04%)
買うと下がる相性の悪い感じで20日移動平均も大きく割ったのでまたもやロスカットしました。
⚪︎エロスSTXグローバルコーポレーション(ESGC)
新規購入(2/16)1000株 @2.22ドル
追加購入(2/18)1000株 @2.05ドル
全株売却(2/19)2000株 @2.03ドル -251.30ドル(-5.86%)
インドのエンターテイメント制作・配信企業でコロナ後のリバウンド狙いで買ってみましたが、まだ早かったようで地合いも悪く一旦ロスカットしました。
⚪︎ユニティーソフトウェア(U)
新規購入(2/17)50株 @120.23ドル
全株売却(2/18)50株 @117.11ドル -207.87ドル(-3.44%)
決算ガイダンスへの失望売りで下落していて120ドル辺りを抵抗線とみて買いましたが地合いの影響であっさり割れたのでロスカットしました。
⚪︎ウィミホログラムクラウド(WIMI)
全株売却(2/17)200株 @11.00ドル +62.59ドル(+2.94%)
直近上昇していた銘柄が売られ始めたのでプラスのうちに売却しました。
⚪︎ヤラグループ(YALA)
全株売却(2/17)150株 @35.31ドル +762.67ドル(+16.90%)
5日移動平均を割れたので一旦利確しました。
⚪︎アミリス(AMRS)
一部売却(2/17)200株 @14.00ドル +555.09ドル(+24.88%)
地合いが悪い中プラスで耐えてましたが、リスク減らすために100株残して利確しました。
⚪︎アップフィンテックホールディング(TIGR)
一部売却(2/17)200株 @34.06ドル +5085.80ドル(+298.39%)
地合いが怪しくなっていたので利確し、残り100株は利確分の利益だけで10バガー超えているので放置株にします。
⚪︎ジネックス(ZYXI)
全株売却(2/18)200株 @17.50ドル +491.62ドル(+16.44%)
20日移動平均も大きく割れたので利確しました。
5日移動平均割れで売るか長期保有するか決めておくべきで中途半端だったと反省です。
現時点のPF状況です。
週間パフォーマンス
VOO |
QQQ |
マイPF |
|
2/15 |
休 |
休 |
休 |
2/16 |
-0.09% |
-0.27% |
-15.17% |
2/17 |
+0.02% |
-0.48% |
+4.70% |
2/18 |
-0.43% |
-0.44% |
-6.68% |
2/19 |
-0.18% |
-0.44% |
+1.96% |
週間 |
-0.68% |
-1.61% |
-15.49% |
先週末まで調子に乗り過ぎていたので週明けにいきなりドカンときました。
金利上昇等でナスダックのハイテクや急騰していた小型株が売られたとかいうことよりも原因のほとんどは空売りヘッジファンドによるショートレポートでEHが大暴落したことによる含み益の大幅減でした。
まぁ、小型株に大きくポジションを取る以上リターンと引き換えにこうしたボラティリティは常に覚悟しているわけですが。。。
とはいえ、前週の上昇分がマルっと消えただけで着々と利確も進んでいるのでまた今週以降に期待します!
売却は利確5ロスカット3で、年初来通算は利確34ロスカット9、年初来確定益は24414ドルとなりました。
年初来の騰落率はVOO+4.34%、QQQ+5.51%、マイPF+62.53%となっています。
ドル建て資産評価額は年初来+62.53%となりました。
現在保有銘柄の週間株価変動
上昇はEOLS+60.03%、TIGR+16.72%、AMRS+9.09%、BIDU+8.60%、ZIM+8.20%、FTCH+5.52%、INMD+1.66%、HYRE+0.60%の8銘柄、
下降銘柄はEH-51.81%、QDEL-19.91%、CSIQ-12.72%、EXPI-8.30%、BMBL-4.92%、TSLA-4.27%、AAPL-4.06%、RVLV-3.61%、MSFT-1.64%、PERI-1.39%、BNGO-0.95%の11銘柄でした。
先週の新高値はTIGR、BNGO、BIDU、ZIM、FTCH、INMDの6銘柄でした。
⚪︎イーハンホールディングス(EH)
前週まではバラ色の未来に夢を見つつ大きな含み益に満足していたわけですが、週明け初日市場後の寝ぼけた目に飛び込んできた信じられないような株価の変化にマンガのような目ン玉が飛び出そうになる経験を味わいました。
前日にEXPIが株式分割で2分の1になったので、いつの間にかEHも分割していたのかと寝ぼけた頭で感じていました。
日間パフォーマンスの数字を見てようやく納得してツイッターで原因を探すとほとんど衝撃的なこの話題で埋め尽くされていました。
EHホルダーにとって大騒動となった先週一週間の流れを簡潔にまとめると、空売り専門ヘッジファンドが複数の疑惑を記載したレポートと自社スタッフが撮影したと思われる映像を使用しEHを詐欺会社と発表。
これに対し、EH側は全ての疑惑に対する回答とヘッジファンド側の不正行為を映像と画像を使用して次々と自社WEBサイト等に掲載し、法的対応を表明しました。
EHが掲載した新工場の写真↓
春節休暇中にも関わらずEHの素早い対応は株主にとって非常に頼もしく感じ、売却しなくて正解だったと安心しました。
通常なら不正会計疑惑が出た会社は即売りが基本かと思いますが、レポートに怪しい点が多くEHの創業者の理念に共感して投資を決めた会社なので保有率の範囲で運命を共にしようと思います。
ただし、50日移動平均で見事に跳ね返っているのでチャート的には意図的な調整と見れなくもないなんて考えてます。
週間損益
米国株含み損益 |
-30915.82ドル |
米国株確定損益 |
+6314.6ドル |
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