イノクロの米国株投資

米国グロース株に全力投資で趣味兼資産形成を目指す記録です。

2021年3月5週目トレードと3月パフォーマンス

週間の概況

先週の米国市場は長期金利の上昇が落ち着いたことからグロース株が反発し、景気回復期待から全般的に堅調な動きとなりS&P500指数は史上初めて4000を超えました。

1日発表のISM製造業景況感指数、2日発表の雇用統計ともに予想を上回り景気回復の兆候が顕著となっています。

長期金利の動向は気になるものの例年4〜5月は相場も堅調な傾向が強いので安定した動きを期待しています。

週間ではNYダウ+0.24%、S&P500+1.14%、ナスダック+2.60%と主要3指数ともに上昇しました。

 

週間S&P500ではGAFAMが揃って上昇した他ハイテクや半導体が大きく上昇、その他も堅調な銘柄が多くみられます。

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週間トレード記録

先週はタイミング悪くシクリカル系を買ってはロスカットの繰り返しでチグハグなトレードばかりでしたが、グロース株に光が見えてきたので良しとします。

 《購入銘柄》

⚪︎カタリストファーマシューティカルズ(CPRX

追加購入(3/29)500株 @4.28ドル

追加購入(4/1)500株 @4.50ドル (平均@4.44ドル×1500)

希少性疾患ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)の治療薬「Firdapse(フィルダプス)」を扱うカタリストファーマを買い増しました。

3/15発表の4Q決算では売上・EPSともにコンセンサスを上回り、FY20通年の売上は前年比16%増の1億1910万ドルでEPSは前年比13%増の0.71ドルでした。

現時点の株価でPERは6.35、現時点の時価総額4億6800万ドルでPSRは3.93と割安感が強いことに加えて、営業CFマージン37.8%、粗利85.69%という収益力の高さ、長期債務0に対する現金及び同等物が時価総額の3割にあたる1億4千万ドルとバランスシートも良好です。

一般的に株価5ドル以下の企業は投機的銘柄が多い印象ですが、この会社は地味ながら非常に内容の良い会社だと思います。

主力商品のフィルダプスは現在LEMSに対する唯一のFDA承認治療薬となります。

LEMSの患者数は米国全体で既存患者数1千5百人、潜在患者数含め3千人という希少疾患ですが、現在同社の患者数は500人を超えた程度なので既存患者だけで約3倍のTAMがあり、さらに昨年はカナダで承認され日本やその他の国でも今後承認されていくことで新規患者を獲得していくことが可能です。

また、遺伝性圧脆弱性ニューロパチー(HNPP)や抗Musk抗体陽性重症筋無力症(Musk-MG)など他の適応症の治療に対してフィルダプスの有効性を評価する研究も進められています。

リン酸アミファンプリジンによる先天性筋無力症症候群(CMS)の治療薬の開発も順調に進んでいます。

今年度は豊富な資金を活用して神経筋疾患以外の分野での研究開発や戦略的買収等により長期的な成長を目指していくということです。

尚、3/22には時価総額の8.5%にあたる最大4千万ドルという大規模な自社株買いを発表しています。

売上成長率に関しては他の高成長グロース株に劣りますが、インモード(INMD)と並ぶ長期安心グロース株の位置付けで投資していくつもりです。

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まずは自社株買い発表で急騰した直近高値5.05ドルを目指し上場来高値7.67ドルを上抜いたら青天井となります。

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⚪︎ダームテック(DMTK

新規購入(4/1)100株 @52.00ドル

簡易的で安価な方法による皮膚ガンの診断を遺伝子技術を用いて行っている企業です。

皮膚ガンは米国人の5人に1人が70歳までに発症すると言われ年々増加しています。

一般的に皮膚ガンの診断には患部の一部を外科的切除して診断のために検査室に送るため比較的高価で身体に傷が残る可能性があります。

ダームテックでは下記写真のような小さくて透明な円形パッチを皮膚に置き病変全体からRNAとDNAを拾い上げダームテックの研究室で遺伝子解析を行います。

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海外グロース投資家の間で話題の銘柄で高値84.48ドルから50%弱下落して急反発していたので買ってはみたものの、時価総額14億8千万ドルに対し年間売上が590万ドルと急成長を考慮しても現時点ではどうみても割高な気がします。

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《売却銘柄》

⚪︎ニューロクラインバイオサイエンシズ(NBIX

新規購入(3/29)19株 @99.85ドル

追加購入(3/30)11株 @95.50ドル

全株売却(3/30)30株 @93.80ドル -162.20ドル(-5.48%

売上・EPSともに右肩上がりのアンメットメディカルニーズ(有効な治療法がない疾患)向け治療薬の開発・発見を行う企業で、S&P中型株400インデックスに採用されたことで株価は上昇していたので購入してみましたが、インデックス指数採用初日に事実売りか大きく下がったのでロスカットしました。

 

⚪︎ペロトンインタラクティブ(PTON

全株売却(3/30)70株 @102.70ドル -4.88ドル(-0.07%

火曜の寄り後に売却した後からグロース株復調で大きく上昇しました。

我慢が足らず売って大失敗しました。反省反省。

 

⚪︎ボーイング(BA

新規購入(3/29)20株 @252.92ドル

全株売却(4/1)20株 @254.11ドル +6.09ドル(+0.12%

ジムクレイマーお薦めのボーイングを買って少しずつ上がっていましたが、米中摩擦による業績懸念を訴えたCEOの発言から下がり始めたので一旦売却しました。

 

⚪︎バルカンマテリアルズ(VMC

新規購入(3/30)30株 @175.00ドル

全株売却(4/1)30株 @166.56ドル -297.23ドル(-5.64%

建築骨材大手でバイデン政権によるインフラ整備期待で上昇していましたが、バイデン演説からの事実売りで下げたのでロスカットしました。

 

⚪︎ダナオス(DAC)

新規購入(3/31)70株 @51.50ドル

全株売却(4/1)70株 @48.80ドル -223.76ドル(-6.18%

コンテナ船運営会社で景気回復を背景に大きく上昇していましたが、入るタイミングが遅すぎました。

 

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現時点のPF状況です。

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週間対戦結果

 

VOO

QQQ

マイPF

3/29

-0.06%

-0.03%

-0.99%

3/30

-0.26%

-0.50%

+2.81%

3/31

+0.40%

+1.53%

+4.53%

4/1

+1.06%

+1.70%

+0.40%

4/2

週間

+1.14%

+2.71%

+6.83%

火曜日の場中から徐々にグロース株に資金が戻り始めマイPFは水曜日に大きく上昇しました。

木曜日は前日上がり過ぎていた銘柄の一部が足を引っ張り小幅高に終わりました。

しつこく買い増しを続けていたYALAとTIGRが大きく上昇して-15~-20%の含み損から一気に含み益となりました。

保有率1位のINMDは間もなく新高値を更新しそうな雰囲気です。

売却は利確1ロスカット4、年初来通算は利確50ロスカット33となり、年初来確定益は32812ドルになりました。

年初来の騰落率はVOO+7.12%、QQQ+3.45%、マイPF+32.59%となりました。

ドル建て資産評価額は年初来+32.59%となりました。

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現在保有銘柄の週間株価変動

上昇は

YALA+26.65%TIGR+21.49%DMTK+12.25%INMD+12.04%EOLS+6.97%BIDU+5.32%CSIQ+3.57%EH+3.53%CPRX+2.97%MSFT+2.48%AAPL+1.48%TMDX+0.78%の12銘柄、

下降は

EXPI-5.47%の1銘柄でした。

今週の新高値銘柄は0銘柄でした。

 

 

 週間損益

米国株含み損益

+7670.90ドル

米国株確定損益

-681.98ドル

 

 

月間パフォーマンス

 

VOO

QQQ

マイPF

 

月間

年初来

月間

年初来

月間

年初来

1月

-1.02%

-1.02%

+0.26%

+0.26%

+39.66%

+39.66%

2月

+2.77%

+1.72%

-0.13%

+0.13%

+3.26%

+44.22%

3月

+4.21%

+6.00%

+1.59%

+1.72%

-8.47%

+32.06%

2月半ばから始まったグロース株の大幅調整は3月に入っても続き、中盤は少し持ち直したものの後半で再び大きく調整しました。

3月最終日の31日にようやく少し盛り返しましたが、トータルでは昨年3月のコロナショックに次ぐ下落率となりました。

2月中旬までの大幅利益のおかげでなんとか踏ん張りましたが、年初来最高益に戻すにはここから45%以上の上昇が必要となります。

今年は1年を通して浮き沈みの激しい年になりそうな気がしますが、ボラティリティの激しい小型グロース株中心のPFなのでハラハラドキドキしながら年末笑って迎えられれば良いかなと思いつつ楽しんでいきます。

  

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