2021年7月1週目と2021年上半期投資結果
週間の概況
先週の米国市場は雇用統計待ちの小動きで推移していましたが、週末の雇用統計で非農業部門雇用者数が大幅増となり経済回復への期待が高まりました。
その半面、失業率は悪化となりFRBが当面金利を据え置くとの見方で米10年債利回りも1.5%を下回って推移する中ハイテク株を中心に上昇しました。
S&P500とナスダックは引き続き史上最高値を更新しました。
週間ではNYダウ+1.02%、S&P500+1.67%、ナスダック+1.94%、ラッセル2000-1.10%と主要3指数は上昇したものの、小型株のラッセルは下落となりました。
週間S&P500ではGAFAMの強さが目立ち、半導体やヘルスケアも好調でした。
週間トレード記録
振り返ってみると先週はヘルスケア銘柄のトレードが多い週でした。
《購入銘柄》
⚪︎マイオバントサイエンシズ(MYOV)
新規購入(6/28)100株 @22.50ドル
2016年に武田薬品工業とRoivantSiences社により女性疾患および前立腺がんに対する革新的な新薬開発のために設立されたバイオ医薬品企業です。
主力商品は武田薬品から日本とアジアの一部の国を除く全世界における独占的な権利を供与されたrelugolixという薬品です。
このrelugolixを引き継いだMyovant社は進行性前立腺がんの治療薬(商品名Orgovyx)としてFDAの承認を取得し、更に5月には子宮筋腫の治療薬(商品名Myfembree)として承認されました。
Myfembreeが対象とする子宮筋腫治療は399億ドルという巨大な市場であり、大手製薬会社ファイザー(PFE)と開発および商業化に関して提携しています。
1日1回の経口錠剤という手軽さで症状を緩和できる新たな治療法とファイザーという強力な販売パートナーにより大ヒット医薬品となる可能性は十分あります。
更に現在、子宮内膜症の治療薬として1年以内の承認を目指しています。
リフィニティブ提供の売上コンセンサス予想ではFY22で306%増の2.41億ドル、FY23で95%増の4.7億ドルとなっています。
リスクとしては当面EPSマイナスが続くと思われるので金利上昇の際には大きく売られそうです。
FDA承認で一旦下がった株価は再度上昇しており、中長期で成長を期待できますがボラティリティはかなり高いと思われます。
週足
⚪︎トランスメディクス(TMDX)
追加購入(6/28)50株 @32.00ドル
追加購入(6/29)50株 @31.80ドル(平均@30.29ドル×250)
臓器移植用保存システムを開発・販売・運用をしている医療機器・サービス企業のTransMedicsを更に追加購入しました。
OCS Heart(心臓システム)のFDA承認や7月14日に開催されるOCS Liver(肝臓システム)のFDA諮問委員会に向けて株価は堅調な動きとなっています。
あまり上がるとまた織り込み済みとなって承認と同時に暴落するかもしれません。
週足
⚪︎MPマテリアルズ(MP)
新規購入(6/29)100株 @35.00ドル
永久磁石モーターに使用されるレアメタルを生産するMP Materialsを再購入しました。
EV車に必須の希少金属ということでEV銘柄の復調と並ぶように株価上昇中です。
直近高値を上抜けて強い動きとなっています。
週足
⚪︎インピクソン(INPX)
新規購入(6/30)2000株 @1.26ドル
屋内スペースを保護、デジタル化、最適化するためのポジショニング、マッピング、分析製品を提供するインドアインテリジェンス企業です。
IoTを活用した次世代スマートホームやセキュリティなど活用場面は多々ありそうな企業ですが、実績的にはかなり厳しい状況の超小型ペニー株で一か八かの宝くじ銘柄と言えます。
ツイッター等の情報も日本人のツイートばかりで海外での話題はほとんど見かけません。
現実的に考えるとどこかの大手企業に買収されることが一番良さそうな気がします。
いきなり急騰したところでジャンプキャッチしてどんどん含み損が膨らんでいますが、ここからの下値は大きくないと思うのでしばらく放置してみようと思っています。
週足
⚪︎ニュースキンエンタープライズ(NUS)
新規購入(7/1)60株 @57.00ドル
会員向けの高品質なパーソナルケア製品、栄養補助食品の開発・製造・販売を行っている企業です。
アムウェイを筆頭とするネットワークビジネス会社の一つでイメージは良くありませんが製品は評判良いようです。
グロース銘柄ではありませんが、生活必需品セクターに属する優良企業で20年連続増配銘柄です。
好調な決算とガイダンス発表で株価は大きく上昇しましたが、だいぶこなれてきました。
週足
⚪︎エボラス(EOLS)
一部売却(6/30)200株 @12.65ドル +115.16ドル(+4.79%)
追加購入(7/2)200株 @13.10ドル(平均@12.59ドル×400)
シワ取り治療薬を販売しているEvolusを直近安値で半分売却し、反発した高値で買い戻すという無駄なトレードをしました。
今後は買い増し以外は極力動かないようにするつもりです。
アラガンのBOTOXにとって強力な競合になるはずなので、どんどんシェアを奪って欲しいですね。
ってか、この程度の時価総額の会社はAbbieなら簡単に買収できそうな気がしますが。
5日続落でちょっと弱気になってしまいましたが、単なる調整だったと信じています。
週足
《売却銘柄》
⚪︎S&P500ベア3倍ETF(SPXS)
全株売却(6/28)200株 @24.36ドル -346.00ドル(-6.66%)
週明け月曜日の寄り一時的にインデックスが弱かった際に速攻処分しました。
⚪︎エアビーアンドビー(ABNB)
全株売却(6/29)50株 @146.62ドル +486.96ドル(+7.14%)
6月中旬にBloombergで掲載されたネガティブな記事が気になっていたところに直近安値を割ったので全株利確しました。
⚪︎センチネルワン(S)
新規購入(6/30)10株 @43.28ドル
全株売却(6/30)10株 @42.00ドル -17.01ドル(-3.91%)
IPO当日に遊びで少し買いましたが逆指値でサヨナラとなりました。
⚪︎スキルズ(SKLZ)
全株売却(7/1)100株 @21.27ドル +56.52ドル(+2.74%)
小型グロースの動きが怪しかったので、早めに判断して利確しました。
⚪︎スカイウォーターテクノロジー(SKYT)
全株売却(7/1)100株 @27.76ドル -228.77ドル(-7.65%)
前日安値を割ったので一旦処分しました。
⚪︎レナー(LEN)
全株売却(7/1)30株 @101.80ドル +8.96ドル(+0.30%)
上髭で高値掴みしていたので、プラスになったところで利確しておきました。
⚪︎スナップ(SNAP)
全株売却(7/2)30株 @68.30ドル +13.88ドル(+0.69%)
抵抗線を抜けそうで抜けないので一旦利確して様子見にしました。
現時点のPF状況です。
週間パフォーマンス
VOO |
QQQ |
マイPF |
|
6/28 |
+0.21% |
+1.22% |
+1.77% |
6/29 |
-0.29% |
+0.36% |
+0.16% |
6/30 |
+0.09% |
-0.16% |
-0.07% |
7/1 |
+0.56% |
+0.04% |
-0.63% |
7/2 |
+0.76% |
+1.15% |
-0.12% |
週間 |
+1.33% |
+2.63% |
+1.09% |
インデックスは1週間を通して堅調な相場でしたが、週後半に小型グロースが売られたことでPFはインデックスほどの上昇ではありませんでした。
売却は利確4ロスカット3で、年初来通算は利確90ロスカット97、年初来確定益は25099ドルとなりました。
年初来の騰落率はVOO+16.02%、QQQ+14.31%、マイPF+23.76%となっています。
現在保有銘柄の週間株価変動
上昇はGRWG+12.95%、MP+8.06%、CSIQ+6.55%、AAPL+5.15%、MSFT+4.77%、AMZN+3.22%、EH+1.71%、ENB+1.12%、TMDX+0.59%の9銘柄でした。
下降はINPX-6.14%、TIGR-5.58%、EOLS-4.19%、BIDU-2.93%、MYOV-2.63%、NUS-2.20%、INMD-2.19%、UPST-0.81%、CELH-0.01%の9銘柄でした。
先週の新高値はINMD、MSFTの2銘柄でした。
週間損益
米国株含み損益 |
+906.94ドル |
米国株確定損益 |
+89.70ドル |
2021年上半期投資結果
米国株・ETF、日本株、投信その他の合計額です。
ドル建て資産については終値の円換算です。
まず2020年末の状況です。
評価金額 9,468,021円
評価損益 +2,347,714円(24.80%)
配当収入 104,818円
確定損益 819,454円
合計損益 +3,271,986円(34.56%)
2020年末の投資結果はコチラ↓↓↓
2021年6月末終了時の状況です。
評価金額 12,982,868円
評価損益 2,462,924円(18.97%)
配当収入 121,648円
確定損益 2,662,419円
合計損益 +5,246,991円(40.41%)
2020年末からの増減
評価金額 +3,514,847円(+37.12%)
合計損益 +1,975,005円(+60.36%)
という結果でした。
ちなみに振り返りたくないですが、年初来最高だった2月13日時点では
評価金額 17,755,803円
合計損益 +10,457,763円
だったので、6月末終了時での差額は
評価金額 △4,772,935円
合計損益 △5,210,772円
となっており、年内に最高更新はかなり絶望的に厳しい気がしています(泣)
昨年後半から小型グロースを中心にトレードしていたことで年初から2月中旬までの波に乗って爆発的に資産が増えたもののそこからの大幅調整で大きく落ち込みました。
減らさないことを念頭に一時保守的なPFに変更しましたが、ここ最近は再度小型グロース銘柄を物色しています。
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