2021年7月5週目トレードと7月パフォーマンス
週間の概況
先週の米国市場はFOMCでの早期テーパリング開始への懸念が後退したものの、デルタ型感染拡大による世界経済への影響や米国内での屋内マスク着用勧告などが出たことにより不安定な動きとなりました。
週末はアマゾンの決算を受けた株価急落やピークデジタル懸念によるハイテク株への売り圧力により下落で終わりました。
週間ではNYダウ-0.36%、S&P500-0.37%、ナスダック-1.11%、ラッセル2000+0.63%と主要3指数共に下落しましたが、小型株のラッセルは上昇となりました。
週間S&P500では好決算だったTSLAやAMDが上昇、半導体、金融、エネルギー、素材、医療機器なども堅調でした。決算が良くなかったAMZNやPYPLが大幅下落、AAPL,MSFT,FB,V,MAなど大型ハイテク株の軟調が指数の足を引っ張りました。
週間PFの動き
《購入銘柄》
なし
《売却銘柄》
⚪︎アマゾン(AMZN)
一部売却(7/30)1株 @3360ドル -68.44ドル(-2.01%)
決算ミスによる失望売りで大きく下がっていたので、場中に少し戻したところで2株中1株売却しました。
昨年対比の成長率鈍化は仕方ないですが売上とガイダンスのダブルミスはやはり心象悪いですね。
コロナの追い風で昨年急成長したことによるピークデジタルはある程度予想できたことで、ジェフ・ベゾスもあらかじめ予想しての退任だったような気がします。
AAPLやMSFT並みに含み益がのっていればともかく、何か大きなニュースでもない限りしばらく上がる気がしないので残り1株も適当なところで処分することになると思います。
幸い高値で1株利確しているのでトータルは微益になりそうな感じです。
《決算発表》(Seeking Alpha速報より)
⚪︎マイクロソフト(MSFT) 7/27 Q4決算
・売上高
予想 443億ドル(前年同期380億ドル)
→結果 ◎462億ドル(前年同期比21.5%増)
・EPS
予想 1.92ドル(前年同期1.46ドル)
→結果 ◎2.17ドル(前年同期比48.63%増)
・ガイダンス
予想 Q1売上 425.4億ドル
→ ◎433~442億ドル(中値437.5億ドル)
売上・EPS・ガイダンス全てにおいてコンセンサスをクリアしています。
相変わらず手堅い決算でハイテクセクターのディフェンシブ銘柄らしい決算でした。
⚪︎アップル(AAPL) 7/27 Q3決算
・売上高
予想 734.7億ドル(前年同期594億ドル)
→結果 ◎814億ドル(前年同期比37%増)
・EPS
予想 1.01ドル(前年同期0.65ドル)
→結果 ◎1.30ドル(前年同期比100%増)
・ガイダンス 非開示
iPhone、Mac、iPad、その他機器、サービスの全部門でコンセンサスを超えるパーフェクトな内容でした。
コロナ以降ガイダンスの非開示は定着していますが、Appleの稼ぐ力はなかなか衰えを知らないようです。
⚪︎インモード(INMD) 7/27 Q2決算
・売上高
予想 7,695万ドル(前年同期3077万ドル)
→結果 ◎8,730万ドル(前年同期比183.7%増)
・EPS
予想 0.87ドル(前年同期0.24ドル)
→結果 ◎1.02ドル(前年同期比325%増)
・ガイダンス
予想 FY21売上 2億9,565万ドル
→ ◎3億500万ドル~3億1500万ドル(中値3億1000万ドル)
予想 FY21EPS 3.06ドル
→ ◎3.10~3.25ドル(中値3.175ドル)
7月上旬に上方修正を出しましたが、それを更に超える素晴らしい決算でした。
前年同期はコロナの影響で唯一業績が落ち込んだ四半期だっただけに前期比が強烈な数字になっていますが、それを抜きにしても四半期最高売上・EPSを大きく更新しています。
⚪︎アマゾン(AMZN) 7/29 Q3決算
・売上高
予想 1150.8億ドル(前年同期889億ドル)
→結果 ×1131億ドル(前年同期比27.2%増)
・EPS
予想 12.32ドル(前年同期10.30ドル)
→結果 ◎15.12ドル(前年同期比46.8%増)
・ガイダンス
予想 Q3売上 118.72億ドル
→ ×106~112億ドル(中値109億ドル)
数字だけ見るとそこまで悪い数字には思えませんが、コンセンサスが高過ぎたような気がします。
昨年が異常値だっただけでAmazonとしては普通に成長していると思えますが。
現時点のPF状況です。
週間対戦結果
VOO |
QQQ |
マイPF |
|
7/26 |
+0.25% |
+0.08% |
+0.17% |
7/27 |
-0.44% |
-1.10% |
-1.62% |
7/28 |
-0.05% |
+0.38% |
+2.13% |
7/29 |
+0.43% |
+0.18% |
+1.18% |
7/30 |
-0.49% |
-0.52% |
-1.57% |
週間 |
-0.30% |
-0.99% |
+0.23% |
今週のマイPFは割と上下激しく動いていましたが、トータルではわずかにプラスで終わりました。
ラッセル指数がプラスだったように小型株はそれほど悪くありませんでしたが、週末のアマゾン決算ミスによる下落が足を引っ張りました。
売却は利確0ロスカット1、年初来通算は利確94ロスカット105となり、年初来確定益は24237ドルになりました。
年初来の騰落率はVOO+17.30%、QQQ+16.20%、マイPF+16.29%となりました。
現在保有銘柄の週間株価変動
上昇は
PAVM+15.85%、MP+5.67%、CELH+5.10%、UPST+3.59%、CSIQ+3.15%、GRWG+1.90%、INMD+1.65%、EH+1.47%の8銘柄、
下降は
AMZN-9.00%、BIDU-5.01%、TMDX-3.65%、FRHC-3.12%、AAPL-1.82%、MSFT-1.64%、EOLS-0.73%の7銘柄でした。
今週の新高値銘柄はINMD、MSFTの2銘柄でした。
週間損益
米国株含み損益 |
+286.24ドル |
米国株確定損益 |
-68.44ドル |
月間パフォーマンス
VOO |
QQQ |
マイPF |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
月間 |
年初来 |
月間 |
年初来 |
月間 |
年初来 |
|
1月 |
-1.02% |
-1.02% |
+0.26% |
+0.26% |
+39.66% |
+39.66% |
2月 |
+2.77% |
+1.72% |
-0.13% |
+0.13% |
+3.26% |
+44.22% |
3月 |
+4.21% |
+6.00% |
+1.59% |
+1.72% |
-8.47% |
+32.06% |
4月 |
+5.29% |
+11.60% |
+5.91% |
+7.73% |
-4.64% |
+25.92% |
5月 |
+0.67% |
+12.35% |
-1.20% |
+6.44% |
-7.28% |
+16.81% |
6月 |
+1.82% |
+14.39% |
+6.31% |
+13.15% |
+6.74% |
+24.65% |
7月 |
+2.54% |
+17.30% |
+2.70% |
+16.20% |
-6.68% |
+16.29% |
7月は小型株が後半少し反発したものの前半に大きく売られ、インデックスの上昇と反して大きく後退し6月の上昇分が丸々消えました。
ただし、後半はちょこまか頻繁にトレードする癖を封印し、リバランスまたは余程のネガティブなニュースがない限りトレードしないようにしたことであまり日々の値動きが気にならなくなりました。
小型株中心のPFだけにいちいちボラティリティを気にしていたらキリがないので、長期的に上昇トレンドかつ大きな成長を期待できる銘柄をただホールドするのみというやり方でどこまで結果が出るか年内様子見したいと思っています。
ただし、今年に入ってからドル建て米国株への追加投資は一切しておらず、投資信託の積み立てのみにしています。
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