2021年5月1週目トレードの記録
週間の概況
先週の米国市場はISM製造業景況感指数や新規失業保険申請件数などが景気上昇を示す結果となったことで景気敏感株を中心に上昇し、NYダウとS&P500は史上最高値を更新しました。
新型コロナ恩恵銘柄を中心に調整が継続しているハイテク株の多いナスダックは上値が重く週後半で反発したもののマイナスで終わりました。
週間ではNYダウ+2.67%、S&P500+1.23%、ナスダック-1.51%と好不調がハッキリと分かれました。
週間S&P500ではエネルギー、金融、素材、資本財、バイオなど景気敏感株を中心に堅調でしたが、ハイテク、不動産、公益など金利の影響を受け易いセクターが軟調でした。
週間トレード記録
先週は業績好調な業種やリオープニングで期待が持てる銘柄を中心としてリスクを分散したPFに組み替えました。
《購入銘柄》
⚪︎リボルブグループ(RVLV)
新規購入(5/3)100株 @49.90ドル
ミレニアル世代とZ世代をターゲットにファッション及び美容製品のECサイト「リボルブ(REVOLVE)」を運営している企業です。
インフルエンサーのSNSネットワークやブランドフェスティバルなどを通じて強力なブランド力を築き上げています。
こうしたブランド力により他のファッションサイトのようなセール販売でなくほとんどが定価販売のため高い粗利を実現しています。
コロナ禍の中で開催できなかったフェスティバル等が可能になれば更に売上拡大が期待できるのではということでリオープニング期待銘柄として購入しました。
バランスシートの良さも定評があり経営状態は非常に良好です。
5/6に発表された1Q決算では売上・EPS共にコンセンサスを大きく上回り、翌日の株価は終値+12.37%と上場来高値を更新しました。
2月に買ってタイミング悪くロスカットしましたが、今回はいいタイミングで入れました。
週足
⚪︎グーグル(GOOGL)
新規購入(5/4)2株 @2285ドル
GAFAMの中で広告収入が主体のGoogleとFacebookは景気上昇局面で強く安心できるので、チャート的に入り易かったGoogleを購入しました。
4/27発表の決算で大きく上昇したものの決算前の水準まで落ちていたので拾わせて頂きました。
週足
⚪︎DRホートン(DHI)
新規購入(5/4)50株 @100ドル
米国最大のホームビルダーです。
新築住宅需要の好調からここしばらく住宅関連銘柄を物色していましたが、最終的に値動きの安定している大手住宅建設会社に落ち着きました。
4/22発表の決算も当たり前のように好決算でした。
住宅需要の増加は当分続きそうなのでしばらく保有する予定です。
安定して右肩上がりが続いています。
週足
⚪︎オートネーション(AN)
新規購入(5/5)70株 @104.27ドル
米国最大手の新車及び中古車のカーディーラーです。
米国では新車、中古車ともに需要が加速しているということで、半導体不足の影響を受けているメーカーと違いディーラーはかなり恩恵を受けているようです。
ハウスビルダーと同様に右肩上がりのチャートとなっています。
週足
⚪︎キャロンペトロリアム(CPE)
新規購入(5/5)150株 @39.50ドル
石油・ガス探査/掘削企業で原油価格の上昇に恩恵を受けます。
他の資源価格同様に経済の正常化やインフレを見込んで原油価格も上昇しています。
急騰後ボックス圏の動きとなっていますが50ドルを超えると週足ではカップウィズハンドルっぽくなりそうです。
週足
⚪︎アップスタートホールディングス(UPST)
全株売却(5/4)50株 @104.50ドル -169.47ドル(-3.15%)
新規購入(5/6)20株 @90ドル
消費者向け融資プラットフォームの企業ですが小型株らしいボラティリティのある動きをしています。
前週買い増しした価格を割り逆指値で一旦売却となりましたが、業績的には期待できる企業なので大きく下がったところで再度少額買い直しました。
一旦は反発しましたが50日移動平均を割っているので、5/11予定の決算発表で再度上昇することを期待しています。
週足
⚪︎ウェルズファーゴ(WFC)
新規購入(5/7)50株 @45.86ドル
米国の大手銀行で業績回復中ということでジムクレイマーやじっちゃま(広瀬隆雄氏)が推奨しています。
パンデミックの影響で見込んでいた貸倒引当金の減少が利益の大幅改善に貢献しているようです。
とりあえずリスク分散の投資先として選んでみました。
長期チャートではカップ形成中のように見えます。
週足
⚪︎マジソンスクエアガーデンエンターテインメント(MSGE)
新規購入(5/7)50株 @90ドル
リオープニング期待ということでN.Y.の有名なイベントアリーナ会場「Madison Square Garden」やブロードウェイ等の有名劇場を所有・運営する大手イベント運営会社を買ってみました。
チャート的には何とも言えないところですが、見直し買いが入ってくれればいいなという感じです。
週足
《売却銘柄》
⚪︎アップフィンテックホールディング(TIGR)
一部売却(5/4)300株 @18.95ドル +654.38ドル(+13.07%)
業績的には全く心配はしていませんが、PF割合が高い為に値動きの荒さからリスクを取り過ぎていたので一部売却して500株にしました。
⚪︎オッペンハイマーホールディングス(OPY)
全株売却(5/4)100株 @48.91ドル +306.52ドル(+6.72%)
2日連続陰線で利確してしまいましたが、ちょっと早まった気がしています。
⚪︎エバーコア(EVR)
全株売却(5/5)50株 @141.11ドル +46.08ドル(+0.66%)
一旦下がって窓をあけて上昇した際に売却しましたが、翌日窓埋めして再上昇しているのでこちらも早まりました。
⚪︎セレクトクォート(SLQT)
全株売却(5/5)200株 @30.36ドル -190.76ドル(-3.06%)
小型株の逆風がここにも影響ありそうだったので早めにロスカットしましたが、こちらは結果オーライでした。
⚪︎バイオンテックス(BNTX)
新規購入(5/4)30株 @190.00ドル
全株売却(5/6)30株 @161.00ドル -894.03ドル(-15.62%)
急落途中で買って更に大きく下落したので少し戻したところでロスカットしましたが、結果的にトータルでほぼトントンとなり値動き荒すぎるのでもう手を出しません。
⚪︎インモード(INMD)
一部売却(5/6)100株 @75.87ドル +2772.76ドル(+57.86%)
5/5発表の1Q決算では売上・EPS・ガイダンスの全てでコンセンサスを上回る好決算だったにも関わらず大きく下落し逆指値で半分が強制利確となりました。
小型株とはいえ業績は申し分ないので残り半分は長期保有継続します。
⚪︎カタリストファーマシューティカルズ(CPRX)
一部売却(5/7)1000株 @4.80ドル +367.06ドル(+8.32%)
時価総額5億ドルという小型株ながら比較的安定した動きですが、上昇したタイミングで半分利確して更にリスクを減らしました。
現時点のPF状況です。
週間パフォーマンス
VOO |
QQQ |
マイPF |
|
5/3 |
+0.23% |
-0.53% |
-1.30% |
5/4 |
-0.61% |
-1.80% |
-2.43% |
5/5 |
+0.02% |
-0.34% |
-1.26% |
5/6 |
+0.81% |
+0.75% |
-1.42% |
5/7 |
+0.71% |
+0.81% |
+1.70% |
週間 |
+1.16% |
-1.12% |
-4.67% |
先週もハイグロ及び小型のテーマ株やグロース株の売りが相変わらず続き、金曜日に反発したものの週間では2週連続のマイナスとなりました。
ボラティリティ高い小型株をだいぶ整理していたものの相変わらずPF上位を占めていたTIGRやINMDが大きく下がったことが大きく、それらの割合をリバランスしたことで来週以降はだいぶマイルドな動きになるかと思われます。
年初来での貯金もだいぶ心細くなってきたので、そろそろ指数に勝てるPFに強化できるよう試行錯誤しています。
売却は利確5ロスカット3で、年初来通算は利確62ロスカット56、年初来確定益は28843ドルとなりました。
年初来の騰落率はVOO+12.90%、QQQ+6.52%、マイPF+20.06%となっています。
ドル建て資産評価額は年初来+20.06%となりました。
現在保有銘柄の週間株価変動
上昇はRVLV+19.92%、CPE+9.98%、BLDR+7.58%、DHI+5.68%、CPRX+5.46%、WFC+3.31%、AN+3.21%、MSFT+0.11%の8銘柄でした。
下降はTIGR-20.13%、EH-15.95%、UPST-11.97%、INMD-10.73%、BIDU-8.93%、CSIQ-3.90%、AAPL-0.95%、MSGE-0.30%、GOOGL-0.07%の9銘柄でした。
先週の新高値はRVLV、BLDR、DHI、ANの4銘柄でした。
週間損益
米国株含み損益 |
-7752.25ドル |
米国株確定損益 |
+2892.54ドル |
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