2021年9月1週目PF状況
週間の概況
先週の米国市場は前週発表された雇用統計の結果を受けてデルタ型感染拡大による景気回復の遅れを意識した軟調な動きとなりました。
週間ではNYダウ-2.15%、S&P500-1.69%、ナスダック-1.61%、ラッセル2000-2.63%と主要株価指数は揃って下落しました。
週間S&P500ではハイテクや一般消費財セクターはマチマチでしたが、ヘルスケア・資本財・不動産セクターなどを中心に幅広く売られました。
週間PFの動き
《新規購入》
⚪︎ダイナバクステクノロジーズ(DVAX)
新規購入(9/7)200株 @17.8ドル
トール様受容体(TLR)生物学を通じて免疫系を調節する力を活用した免疫療法に焦点を当てたバイオ医薬品企業です。
B型肝炎ワクチンのHEPLISAV-Bとワクチンアジュバント(抗原性補強剤)CPG-1018が主要商品ですが、CPG-1018が複数のCOVIDワクチン開発企業に使用されていることで急激に売上を伸ばしています。
業績推移
8/4発表のQ2決算では売上予想4850万ドルに対して5277万ドル(前年比1876.4%増)、EPS予想-0.04ドルに対して0.02ドルでした。
CPG-1018を使用しているワクチンの一つがFDAに承認された場合、さらに桁違いの売上が見込まれます。
日足
週足
⚪︎ジェネラックホールディングス(GNRC)
新規購入(9/7)5株 @440ドル
住宅、商業、工業、建設市場向けに大小様々な発電機を提供する米国の発電機器メーカーです。
3月にS&P500に採用されています。
発電機に使用できる燃料はガソリン、ディーゼル、LPガス、都市ガスなど様々な用途に応じて揃えており、米国の住宅、商業、工業向け発電機市場でナンバーワンのシェアとなっています。
近年の地球温暖化などによる異常気象や災害に向けた非常用電源としての価値が高まっています。
業績推移
7/28発表のQ2決算では売上予想8億6714万ドルに対して9億1998万ドル(前年比68.2%増)、EPS予想2.32ドルに対して2.39ドルでした。
FY21通期の売上前年比成長率を従来予想の40〜45%から47〜50%へ上方修正しましたが、純利益率前年比成長率をコスト高騰により従来予想の16.0%〜17.0%から15.5%〜16.0%へ下方修正しています。
決算発表後大きく調整していましたが、切り返して新高値を更新しています。
日足
週足
⚪︎ビューティーヘルス(SKIN)
新規購入(9/10)100株 @24.8ドル
米国食品医薬品局(FDA)の承認を得た安全性の高いフェイシャルトリートメント「ハイドラフェイシャル」を世界87ヶ国以上で製造・販売している美容医療機器メーカーです。
水流を利用して肌に残った不要な角質や角栓のみを取り除き、美容成分を補給して肌のうるおいは残したまま毛穴の奥までクレンジングするというもので、同時にクレンジング・ピーリング・吸引・保湿まで行えるだけでなく、30分程度の一度の施術で効果を実感できるということです。
ハリウッドセレブからも大きな人気を集めて、海外メディアにも数多く取り上げられています。
国内子会社「ザ・フェイシャルカンパニー・ジャパン株式会社」HP↓
業績推移
8/10発表のQ2では、売上予想4921万ドルに対して6650万ドル(前年比372.1%増)、売上総利益率が前年同期30.3%から71.0%に増加、2021年度の売上高ガイダンスを従来の2億ドルから2億3000万~2億4000万ドルに引き上げています。
美容市場はパンデミック収束に伴ってさらに拡大していくと思われるため個人的に注目している分野です。
9/8に発表した転換社債(CB)発行で大きく下落したので打診買いしました。
日足
週足
⚪︎ブラックスカイテクノロジー(BKSY)
新規購入(9/10)300株 @10.8ドル
9/10にSPACとの合併で上場した低軌道小型衛星を使用してリアルタイム地理空間情報、画像、データ分析を提供する企業です。
上場発表直後から非常に注目されていた企業で、合併前のSFTWというティッカーコードの頃からたくさんの方が分析記事を出しているので細かい内容は割愛します。
日足
週足
《追加購入》
⚪︎エボラス(EOLS)
再購入(9/7)400株 @9.4ドル
追加購入(9/8)200株 @9.0ドル
追加購入(9/10)200株 @8.6ドル(平均@9.15ドル)
ボツリヌス毒素を利用したFDA承認済みのシワ取り美容治療薬「Jeuveau」を製造・販売しているバイオ企業ですが、有名なアラガンの「ボトックス」とは競合になります。
8/12にはゴールドマンサックスグループが韓国でボトックス国内トップシェアの「ヒュージェル」を買収しバイオ分野に本格的に進出というニュースがありました。
ヒュージェルに抜かれるまで韓国シェアトップだったメディトックスはエボラスの筆頭株主です。
前週に損出しのため一旦売却しましたが、再度下がり続ける中で段階的に買い戻しました。
ここまで急落するような原因を探してみるとCEOの保有株大量売却、いわゆるインサイダー売りがありました。
今後の成長には非常に期待していますが、ここまで急落すると危険な雰囲気も感じてきます。
このまま下がり続けるようであれば再度リスクを減らさなければいけなくなりそうです。
日足
週足
《売却》
⚪︎ディーローカル(DLO)
追加購入(9/7)50株 @64.39ドル
全株売却(9/8)100株 @61.79ドル -495.29ドル(-7.45%)
成長力や収益力、ビジネスモデルは非常に魅力的ですが、バリュエーションが高すぎるので5MAを完全に割り込んだところで一旦撤退しました。
⚪︎MPマテリアルズ(MP)
全株売却(9/8)100株 @33.04ドル -223.70ドル(-6.37%)
EV向け永久磁石生産など期待はありますが、市況に左右され易い素材株なので一旦売却しました。
⚪︎XPインク(XP)
全株売却(9/8)100株 @49.43ドル -237.41ドル(-4.60%)
新高値を一瞬つけてからブレイクせず下落したので一旦撤退しました。
⚪︎ドクシミティ(DOCS)
全株売却(9/10)40株 @104ドル +961.01ドル(+30.24%)
今年のスター銘柄の一つですが、DLOと同様に非常にバリュエーションが高くなってしまい、1ヶ月足らずで十分利益出たところで一旦降りました。
現時点のPF状況です。
週間対戦結果
VOO |
QQQ |
マイPF |
|
9/6 |
休 |
休 |
休 |
9/7 |
-0.37% |
+0.14% |
+0.29% |
9/8 |
-0.10% |
-0.35% |
-0.89% |
9/9 |
-0.45% |
-0.34% |
+1.41% |
9/10 |
-0.77% |
-0.76% |
-1.96% |
週間 |
-1.68% |
-1.31% |
-1.17% |
月曜日のレイバーデイ明けからVOOは4日続落とやはり調整色の濃い週となりました。
その中で木曜日までは主力銘柄UPST,INMDなど強い銘柄のおかげでプラスでしたが、さすがに週末金曜日は大きく下げてマイナスに終わりました。
今週はこのまま大きく調整入りするのか上昇下降を繰り返すのかに注目して、やはりもう少しキャッシュを増やしていきたいと思っています。
売却は利確1ロスカット3、年初来通算は利確101ロスカット116となり、年初来確定益は20685ドルになっています。
年初来の騰落率はVOO+19.17%、QQQ+20.03%、マイPF+24.36%となりました。
現在保有銘柄の週間株価変動
上昇は
BKSY+10.22%、UPST+9.37%、CELH+4.61%、INMD+1.76%、BIDU+0.69%の5銘柄、
下降は
EOLS-15.70%、SKIN-5.87%、EH-5.41%、PAVM-4.14%、AAPL-3.45%、TMDX-2.85%、CSIQ-2.05、MSFT-1.80%、DVAX-0.74%、GNRC-0.54%の10銘柄でした。
今週の新高値銘柄はAAPL、INMD、UPST、CELH、SKIN、GNRCの6銘柄でした。
週間損益
米国株含み損益 |
-1236.57ドル |
米国株確定損益 |
+4.62ドル |
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