このブログでは主に米国株個別銘柄をご紹介していますが、投資の一部はインデックスファンドに毎月定額引き落としで少しずつ積立投資をしています。
今回はこの万人にお薦めできるインデックス投資についてのお話です。
インデックス投資とは
インデックス投資とは各種株価指数に連動することを目的とした国内投資信託や海外ETFを購入し、長期間保有することにより株式市場成長の恩恵を受けて資産を増やすことを目的とした投資法です。
インデックス連動を目的とした投資信託やETFを総称してインデックス型投資信託またはインデックスファンドと呼びます。
世界経済は長期に渡り年間平均およそ3%前後の成長が続いており今後もそれは継続することが見込まれています。
中国やインドのような新興国の成長率は高く、先進国の成長は比較的緩やかですが、日本は先進国の中でもここ数年特に成長率が低くなっています。
ただし、株式市場の成長は各国の成長と連動するというわけではなく、特に米国のようなグローバルな大型企業が多い市場は世界経済の成長を吸収しやすいと思われます。
インデックス投資の優れている点は個人では不可能な膨大な数の銘柄に幅広く分散投資されていることです。
これにより個別の銘柄に起こるリスクの影響はほとんどなくなります。
インデックス投資の方法
インデックスファンドは多数の資産運用会社から様々な種類が販売されています。
投資信託及びETFの種類や優劣はまた別の機会にしますが、長期投資となるので運用手数料はなるべく安い方が有利になります。
最も簡単なのは各証券会社経由で国内ファンド運用の投資信託に積み立てることです。
投資信託では配当も基本的に自動再投資されるので税制面で有利になります。
多少手間でも投資を楽しみたかったり配当を受け取りたい場合は海外ETFを購入することがお薦めです。
海外ETFは米国バンガード社が販売している各種ETFが手数料も安く日本でも人気があります。
国内投資信託なら三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズや楽天、SBIなどが人気があります。
万人に薦められるのは全世界株式を対象としたインデックスファンドです。
バンガード社のETFではVTにあたります。
インデックスファンドは基本的に時価総額の大きさによって比率が調整されることから全世界株式の半分以上を米国株が占めています。
潔く米国市場のみに投資したいならバンガード社のETFではVTIがそれにあたります。
最も人気があるのは米国S&P500指数に連動したインデックスファンドで、バンガード社のETFはVOOになります。
S&P500は代表的な米国企業500銘柄の時価総額加重平均型の株価指数で、アップルやマイクロソフト他超一流の企業に間接的に投資することになります。
新興国の成長に賭けてみたいならバンガード社のETFではVWOです。
ただし、株式市場には波があり上がったり下がったりを繰り返しており、長期で見ると右肩上がりとなっています。
上記チャートはS&P500の過去20年のチャートです。
100年に一度と言われる2008年には大きく下がっていますが、5年後には高値を更新し、12年後の現在は当時の安値の4倍以上となっています。
高値で買うリスクを抑えたり将来的な貯蓄のために積み立て投資が有効とされています。
金融庁管轄のつみたてNISAや国民年金基金連合会管轄のiDeCoといった政府主導の税制優遇制度は基本的にはこうしたインデックス型投資信託への長期・分散・積立を目的として作られています。
インデックス投資は何も考えずひたすら積立を続けることが一番です。
イノクロも銘柄分析や銘柄探しをしたり毎日株価の動きを眺めたりといった趣味としての投資が好きじゃなかったり、投資に時間を使いたくなかったら、インデックス投資して放ったらかしにすると思います。
特に下げ相場の時は株価を気にせず淡々と毎月勝手に引き落とされて積み立てされるインデックス型投資信託は精神的にもストレスが少なく楽ですね。
個人的な考え
イノクロは米国個別株投資を始める前の迷走していた一昨年の秋頃は様々な投資信託やETFを小額ずつ分散積立を始めてはすぐ辞めてといったことをしていました。
結局は性に合っていなかったんだと思います。
上がるにしても下がるにしてもその原因を掴みやすい個別銘柄の方が自分で納得し易いからです。
ただ、その頃は投資信託探しにしばらくハマってました。
下はその頃手を出した記録です。
今はeMAXIS Slim米国(S&P500)に少しずつとiDeCoで楽天VTIに積み立てているだけです。
それぞれ現時点で15%前後の評価益が出ているので十分と言えば十分ですけどねぇ。
とはいえ、インデックスも株式には変わりないのでローリスクとは言えません。
インデックス投資はミドルリスク・ミドルリターンと言えるのではないかと思います。
対して個別株投資はハイリスクの部類に入ると思うので、ハイリターンでないと意味がないと思ってしまいます。
そういうわけでイノクロは個別株に投資するからにはS&P500に勝つことにこれからもこだわっていきたいと思います。
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