投資におけるメンタルについて
株式投資において避けては通れないもの、それは自分自身のメンタルとの闘いです。
過去の投資を振り返ると自分のメンタルの弱さに負けたことが数多くありました。
昔からある相場格言のほとんどもこうした投資の際の心理を戒めるためのものが多いです。
メンタルとの闘い方
投資格言の一つに
『もう』はまだなり、『まだ』はもうなり
という言葉があります。
これはある程度相場が上がって来ると、「もうそろそろ利益を確定しよう」と早めに売りすぎてしまい、それからまだまだ上がっていくことがよくあること。
その一方、相場が下がってきて、売らないと損失がますます大きくなると不安になっても、一度買った銘柄を手放しづらく「まだ大丈夫だろう」と甘い判断をして、さらに下がり続け長期に渡り底を這うようなことがあるということ。
投資判断では希望的観測を捨てて、相場を客観視するクールな心を持たなければならないという格言です。
正にイノクロは上がっている時は弱気になり、下がっている時は妙に強気になることが多かったので、この格言に深く納得です。
下がっている時の強気心理に対してはロスカットルールを作ることにより回避することが可能です。
イノクロのロスカットルールは購入価格から10%の含み損で売却するというものです。
長期投資として人気の配当再投資戦略も相場の上下によるロスカットはなくても投資企業の経営に大きな危機があったり減配や無配等があれば銘柄の入れ替えを検討することもあるかと思います。
しかし、現在大きく含み益となっているものに対して、暴落が起きた際に同じルールにするのか、高値から何%下がったらというような利益があるうちに売却するルールにするのか、利益確定ルールを作るかは決めかねています。
米国株の長期投資においては、ロスカットルールを適用する必要のないどれだけ暴落しても売却しない自信が持てる銘柄だけを保有するという方法がベストな選択なのかもしれません。
上がっている時の弱気心理に対してはどうでしょうか。
今の米国市場は青天井で投資家の資産も含み益も右肩上がりで増えている方が多いと思います。
ここまで上がり続けるとリスクを忘れ余力いっぱい買わないことが損失という心理になったりする反面、逆にいつジェットコースターのような暴落がくるのではないかという不安な心理もあります。
最大限のリターンを得たいとする強気心理と暴落を恐れて早売りしてしまう弱気心理、どちらに対しても確固たる信念を持った投資方法が確立されていれば、どういう状況になろうと自分のルールに従って行動すればいいということになります。
イノクロはまだそこまで信念に自信がないので、常に自問自答を続けています。
メンタルに合わせた投資方法
投資方法は様々で、インデックスのみを淡々と積み増しする方、高配当株による配当再投資でひたすら配当を増やす方、グロース株投資で資産を増やす方、結果的に目標となる資産を形成できればどれもその方にとっての最適解となります。
自分にとっての最適な投資方法を考えるにあたって、目的や自分の置かれている環境も大事ですが、自分のメンタルに合うことも大切だと思います。
そのためには自分自身を見つめ直し自分をよく知る必要があります。
投資においてイノクロはメンタルが弱い人間です。
長期に渡る含み損や市場平均から大きく劣後し続けることに耐える自信がありません。
株価を気にせず配当の積み上げによるインカム目的の高配当再投資戦略も一つの有力な方法です。
が、やはり株価を気にしないというのはイノクロにとって難しいかもしれません。
基本的には自信を持って長期保有できる銘柄を選んで投資しているつもりですが、いざ大暴落が起きた時の自分の行動に絶対の自信があるとは言い切れません。
リーマンショックの時とは違い現物株のみを投資しているので資産が0になることはないという安心感はあります。
しかし、メンタルの弱いイノクロはできるだけ含み益を増やしておきたいですし、配当を心の拠り所にしたいとも思うので、株主還元の高いグロース株に投資しています。
いつか目標を達成できた時に、これが自分の最適解だったと思うことができれば良いなと思っています。
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