週間の概況
先週の米国市場は引き続きデルタ型感染拡大からの不透明感による下落から始まりましたが、好調な決算や長期金利の低止まりによる買い意欲が強く主要株価3指数が揃って史上最高値圏を更新となりました。
今週はGAFAMやTSLAなど注目の大型ハイテク決算が集中していますが、高値圏であることや週半ばのFOMCにおけるテーパリング議論の進展など注意が必要かと思います。
週間ではNYダウ+1.08%、S&P500+1.96%、ナスダック+2.84%、ラッセル2000+2.24%と主要3指数が反発、小型株のラッセルも4週振りの反発となりました。
週間S&P500ではGAFAMをはじめ幅広い銘柄が上昇し、前週堅調だったディフェンシブ系や決算を機に売られた銘柄などが軟調でした。
週間トレード記録
保有銘柄に特にニュースもなく1銘柄入れ替えたのみです。
《購入銘柄》
⚪︎パブメッド(PAVM)
新規購入(7/22)300株 @5.70ドル
追加購入(7/23)300株 @5.88ドル(平均@5.82ドル×600)
PAVmedはニューヨークに本社がある米国の医療装置・機器メーカーです。
主に外科用および医療用器具でより侵襲性が低く、より安全で、より費用効果の高い革新的な医療技術のパイプラインを資本と時間の効率に焦点を当てたビジネスモデルを使用して構想から商品化に進めることに取り組んでいます。
7/22にPAVmedの最初の主要な商品であるEsoCheck/EsoGuardの商業化を加速するためスピンオフした子会社LucidDiagnosticsは遠隔医療会社UpscriptHealthと正式契約し、慢性胸焼け症状を持つ患者から食道前癌を検出するEsoGuard遠隔医療プログラムの提供を行うと発表しました。
Lucid社にはExactSciences(EXAS)の創設者が特別顧問としてサポートしており、EsoCheck/EsoGuardは250億ドルの市場に対応する救命製品で今後の売上に大きく期待が持てます。
PAVmedは他にも、皮下埋め込み型骨内血管アクセスデバイス(PortIO)、高血圧治療の腎交換神経除神経術のための使い捨て組織除去デバイス(Caldus)、手根管症候群治療のための低侵襲デバイス(CarpX)、カテーテル確保のための装置を必要としない静脈内輸液セット(NextCath)など、臨床医、イノベーター、および主要な医療センターとの創造的な関わりを通じてパイプラインの拡大を追求しています。
PAVmedの株価は年初来180%上昇しているもののまだ時価総額5億ドルに満たない小さな企業であり、現時点まで売上実績がない赤字企業なので投機的銘柄と言えるかもしれませんが、今後の成長性に期待してPFに追加しました。
ラッセル指数に連動して大きく調整していましたが月曜以降から急反発しています。
先週もほとんどトレードせず暇だったので、楽天証券に新たに追加された200銘柄から絞り込んでこの銘柄に投資してみることにしました。
週足
⚪︎エボラス(EOLS)
追加購入(7/22)100株 @11.00ドル(合計@12.16ドル×700)
8/4に決算発表を予定している医療美容企業のEvolusをまたまた買い増ししました。
直近は明らかな下降トレンドですが、Abbie子会社のAllerganが販売しているボトックスの快進撃を見る限りどう考えても大きな成長余地があるとしか思えずややムキになってナンピンしています。
とりあえず次回決算にはかなり期待しているので、裏切られたら悲しくなりそうです。
週足ではトレンドラインをギリギリ踏みとどまっている感じで、ナンピンもPFバランス的に限界なのでそろそろ下げ止まって欲しいです。
週足
《売却銘柄》
⚪︎ヴァージンギャラクティックホールディングス(SPCE)
全株売却(7/22)150株 @32.10ドル -955.81ドル(-16.63%)
週前半はリバウンドして欲を出しかけましたが、やはり確証を持ってホールドできない銘柄は売却しました。
⚪︎アップフィンテックホールディング(TIGR)
新規購入(7/22)100株 @18.60ドル
全株売却(7/23)100株 @16.51ドル -226.26ドル(-12.10%)
上昇トレンドを割っていることをすっかり忘れて少し買ってしまったら、翌日の中国銘柄暴落に巻き込まれロスカットしました。
現時点のPF状況です。
前週と比べるとだいぶマシになってきました。
週間パフォーマンス
VOO |
QQQ |
マイPF |
|
7/19 |
-1.50% |
-0.82% |
+0.08% |
7/20 |
+1.41% |
+1.16% |
+2.66% |
7/21 |
+0.84% |
+0.77% |
+1.88% |
7/22 |
+0.21% |
+0.66% |
-1.26% |
7/23 |
+1.00% |
+1.17% |
+0.02% |
週間 |
+1.96% |
+2.96% |
+3.38% |
週前半は小型株の反発で好調でしたが、後半は大型株に資金が移って再度調整モードでした。
PF的にはほぼイジる余地がないためこのまま決算を待つことになりそうです。
大型株やハイグロ株の新高値更新や大幅上昇を見るとこのままで良いのか不安になりますが、今は我慢していつか花開く時がくるまで耐えたいと思います。
売却は利確0ロスカット2で、年初来通算は利確94ロスカット104、年初来確定益は24305ドルとなりました。
年初来の騰落率はVOO+17.66%、QQQ+17.36%、マイPF+16.35%となっています。
現在保有銘柄の週間株価変動
上昇はPAVM+16.27%、TMDX+8.74%、MP+7.59%、CELH+6.14%、INMD+5.71%、GRWG+4.81%、FRHC+3.94%、CSIQ+3.67%、MSFT+3.18%、UPST+2.44%、AMZN+2.32%、AAPL+1.48%の12銘柄でした。
下降はEH-9.65%、BIDU-3.85%、EOLS-1.80%の3銘柄でした。
先週の新高値はINMD、MSFTの2銘柄でした。
週間損益
米国株含み損益 |
+4130.89ドル |
米国株確定損益 |
-1182.07ドル |
オマケ
近所が東京五輪自転車ロードレースのコースになっていたので、人生最初でおそらく最後のオリンピック観戦を一瞬ですができました。
オリンピック観戦してきました😌 pic.twitter.com/qfoEgPLQB9
— イノクロ🚀米国株投資 (@inokuro) 2021年7月25日
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