投資ルールに時価総額を追加と新たな試み
色々考えて今回イノクロの投資ルールに新たな条件を追加するとともに、今後の銘柄ウェイト目標を設定しました。
新たな投資ルールの追加
今まで銘柄選択にあたり時価総額はあまり気にしていませんでしたが、今後は時価総額1,000億ドル超の企業を投資対象とします。
時価総額1,000億ドルを超える企業となると日本ではトヨタくらいしか選択できませんが、米国市場では今日現在100社近い企業があります。
時価総額=株価 × 発行済株式数
となり、企業価値を表す世界共通の指標です。
一般の世界では企業規模を判断する場合は売上高や従業員数などが使われますが、投資の世界では企業価値や規模を判断する指標として時価総額がよく使われます。
株価を判断する指標のPER、収益性を判断する営業CFマージン、株主還元や企業買収にあてる自由な現金が分かるフリーCF、その他増配率や配当性向等とともに時価総額を投資判断における重要なポジションに設定することにしました。
米国株アロケーション目標の設定
今後投資していくにあたり銘柄のウェイトをどうするか散々迷いましたが、大多数の方が取られている均等分散方式ではなく多くのETFが採用している時価総額過重方式に近い形にしてみることにしました。
銘柄数が限られているので完全に時価総額加重にすると恐ろしく偏ってしまうため、とりあえず最大15%前後を最大値にしようと思います。
とりあえずGoogleスプレッドシートに時価総額と株価を反映してシュミレーションしてみました。
時価総額加重率に近づくように目標株式数を設定して足りない分を購入していく形です。
目標数が青塗りの銘柄は既に目標数達成済み又はオーバーしているもの、黄塗りの銘柄が今年の買い増し又は新規購入対象となります。
来年以降も同様に更に比率が近づくように設定していくつもりですが、銘柄が追加されると比率も変わるのでどんな感じになるか手探りです。
ちなみにこの表はリアルタイムで変動します。
時価総額加重方式にした理由
S&P500を超えることを目標としてS&P500構成銘柄の中から収益性が高く株主還元に積極的な銘柄を選んでいるので配分もS&P500と同じ時価総額加重にした方が良いのではと思いました。
時価総額が動けばそれに沿うような形でリバランスしていこうと思います。
リスク分散という観点から考えると均等分散の方が良いのかもしれませんが、あまり個人では聞かないこの方式でやってみたいと思いました。
昨年のような相場でやっていたらかなり面白いパフォーマンスになってたと思いますが、これからの相場でどうなるか一抹の不安はあります。
まぁ、とりあえず色々試してみたい人なので温かい目で眺めてください。
ただし、10年後の時価総額ランキングはガラッと入れ替わっているかもしれませんね。
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