意外なブログ効果?で売却
昨日はブログを始めて以来、初めて投稿をお休みしました。
と言うのも、実は昨日アップする予定だった銘柄紹介の記事を書いているうちに徐々に冷静になり売却することを決めたからです。
そして、早速昨夜売却しました。
その銘柄とは、、、ユニオン・パシフィック(ティッカー:UNP)です。
別にUNPが悪いわけじゃないんです(T_T)
UNP自体はVISAの後に紹介しようと思ったほどお気に入りの優良企業です。
せっかくなので、簡単にユニオン・パシフィックをご紹介します。
ユニオン・パシフィック(UNP)
一言でいえば、米国最大規模の鉄道会社です。
最初は鉄道会社というとJRのイメージから公益性のある企業かと思いましたが、米国の鉄道は貨物輸送がメインということで景気の影響を受け易い資本財セクターということが分かりました。
とはいえ、下記データを見て分かる通り、営業CFマージンが毎年30%を超え収益性が非常に高いです。
フリーCFもしっかり出していて、ROE及びROAも非常に優秀です。
増配率や自社株買いも多く、配当性向は低く、株主還元の高い正にイノクロ好みの長期保有に適している企業です。
また、鉄道事業については、競合のBNSF鉄道をあのバフェットさんが買収しバークシャー・ウィルシャー傘下にしていることから長期投資家にとって魅力のある事業かと思います。
企業データ
(下記は全て2020年1月3日終値の数値です)
現在株価 : 180.98ドル
時価総額 : 約1,256億ドル
予想PER : 21.27倍
1株年間配当 : 3.88ドル
年間配当利回り : 2.14%
連続増配年数 : 10年
売上5年平均伸び率 : -1.24%
営業CF5年平均伸び率 : 3.37%
営業CFマージン5年平均 : 34.79%
フリーキャッシュフロー5年平均 : 38億ドル
ROE5年平均 : 30.22%
ROA5年平均 : 11.11%
増配率5年平均 : 15.57%
配当性向5年平均 : 35.68%
株主還元年利回り5年平均 : 7.06%
直近安値 : 128.08ドル
直近高値 : 182.38ドル
ユニオン・パシフィックを売却した理由
では、何故売却したのでしょうか。
一番目の理由は上場来高値圏にあること。
これは一般的には買い理由にはなっても売り理由にはなりませんね。
ただ、直近5年の業績は良く言ってもほぼ横ばい。
しかし、昨年の米国イケイケ相場で高値更新してきました。
まぁ、ここから更に高値更新し続ける可能性もなくはないのでこの理由は弱いです。
単に少し利益が出てるのとイラン問題が気になったので確定したかっただけです。
二番目の理由は現在イノクロPFの絞り込みと今後の投資方針を練り直しているところで、力を入れて買い増ししていく銘柄からは外れてしまったことです。
ただ、また安くなれば買いたいとは思ってます。
最後の理由はここ最近のISM製造業景況感指数の低下です。
製造業の購買担当者が弱気になっているという事は今後原材料の輸入や生産を縮小していく可能性があります。
貨物輸送を主とするユニオン・パシフィックに影響がないとは考えずらいです。
資本財セクターは景気の影響を受け易いセクターなので、同じ景気の影響を受けるなら確実に業績が伸びているハイテクセクター等の企業に投資したいと考えました。
以上が今回ユニオン・パシフィックを売却した理由ですが、企業としては間違いなく優良企業なので機会があればまた投資したいと考えています。
確定損益
UNP 5株
購入単価:161.29ドル
売却単価:178.61ドル
確定損益:86.58ドル(10.74%)
以上、全て手数料込み
今回、ブログを書くにあたってあらためて保有銘柄を分析することで冷静に考えることが出来るという意外なブログ効果を発見しました。
こうして売却した理由やその時の考えを文章に残しておけるのもブログならではですね。
後から正しかったか間違っていたかを検証できます。
そして、ついでにマイクロソフトを少し買い増ししました。
この記事が良かったら↓ポチッとお願いします。