MMMを売却しました。
昨日は昨年10月から約3ヶ月半保有していたスリーエム(ティッカー:MMM)を売却しました。
スリーエムはNYダウ構成銘柄で61年連続増配の配当王という長期保有に非常に適した優良企業です。
簡単にスリーエムをご紹介します。
スリーエム カンパニー(MMM)
1902年に米国ミネソタ州で設立された世界有数の化学・電気素材メーカーですが、現在扱っている商品は非常に幅広く、産業向けの素材から一般消費者向けの製品まで数多くあるためコングロマリット(複合企業)に分類されます。
一般的に知られているブランドとしては、スリーエムが発明したセロハンテープのScotchや付箋紙で有名なPost it、その他内装用フィルムやDVD、家庭用補修用品など色々な場面で目にすることがあります。
創立100年を優に超え世界200ヵ国以上に事業を展開し従業員数もおよそ9万人の米国らしい巨大グローバル企業です。
セクター分類としては景気の影響を受け易い資本財セクターとなります。
昨年、米中貿易摩擦による中国経済の鈍化や世界的リセッションが懸念された際に売上高低下が発表され株価は大きく下落しました。
しかし、なんといっても配当王銘柄であり、当時3%台後半の配当利回りが非常に魅力的だったこと、下記データの通り経営状態も非常に優秀で当分減配の心配は無さそうなことから、配当収入を得ながら株価の回復を待つ戦略で5株だけ購入しました。
企業データ
(下記は全て2020年1月22日終値の数値です)
現在株価 : 178.03ドル
時価総額 : 約1,024億ドル
予想PER : 21.58倍
1株年間配当 : 5.76ドル
年間配当利回り : 3.24%
連続増配年数 : 61年(配当王)
売上4年平均伸び率 : +3.26%
営業CF4年平均伸び率 : -2.55%
営業CFマージン5年平均 : 20.68%
フリーキャッシュフロー(2018) : 48.6億ドル
ROE5年平均 : 40.76%
ROA5年平均 : 14.54%
増配率5年平均 : 11.13%
配当性向5年平均 : 57.52%
株主還元年利回り5年平均 : 5.66%
直近安値 : 150.81ドル
直近高値 : 219.75ドル
スリーエムを売却した理由
売却した理由の一つ目は今月初めにユニオンパシフィックを売却した理由と似たようなものですが、投資方針として成熟企業である資本財セクターより成長が見込めるセクターへの投資を優先したいためです。
また、昨年のうちに株価がかなり回復していて今年に入ってからは少し頭打ちの感じがあったので、もうそろそろいいかなという感じです。
ついでに付け足すと、これだけの大企業ながら保有銘柄の中では時価総額が投資基準の1,000億ギリギリなことです。
決定的なのは、残念ながらNISA枠の関係で特定口座で購入していたので、配当目的で保有継続するならNISAで買い直したいと思っていたことです。
過去の配当利回りからみればまだまだ株価は安いのでさらに上がっていく可能性は十分ありますが、また業績悪化懸念等で売られることがあれば再度購入したいと思います。
売却した資金で早速マイクロソフトを買い増ししました。
確定損益
MMM 5株
購入単価:154.50ドル
売却単価:180.20ドル
配当収入:5.19ドル
確定損益:125.41ドル(16.15%)
ユニオンパシフィック売却の記事はコチラ
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