銘柄紹介第6弾:ビザ(V)
銘柄紹介第6弾はイノクロPF比率第9位とマイクロソフトと並び買うタイミングが難しい超優良企業ビザ(ティッカー:V)のご紹介です。
ビザ購入の経緯
個別株の分析をして驚いたのが、ビザとマスターカードがほぼ全ての項目において驚くほど高い数字で右肩上がりの超優良企業だったことです。
当初はより成長度の高いマスターカードを購入してしばらく保有していましたが、ビザに比べややボラティリティが大きく感じた為により安定感のあるビザに乗りかえました。
今考えると両方持っておけば良かったと少し後悔しています。
ビザの特筆すべき点の一つ目は驚異的な営業CFマージンの高さです。
右肩上がりの売上や高ROE高ROAも十分優秀ですが、営業CFマージンがFY18では60%を超えるという凄まじい数字となっています。
二つ目の特筆すべき点は強烈な増配率です。
20%前後が続いていましたが、ここ2年は27.5%、36.4%と大幅増配となっています。
それでも配当性向は20%を切っているので、今後も大幅増配がしばらく続きそうな気がします。
ただし、これらの点は株価に折り込まれ高いPERとなっているので、急激に株価が上がることはないかも知れません。
しかし、保有していれば業績と増配に引っ張られて株価も上昇していく可能性が非常に高いです。
今回、この記事のためにあらためて見直していたら、買い増し予定をさらに増やしたくなりました。
ビザ推しの理由
世界のクレジットカード等に対して決済システムを提供する世界シェア1位のクレジットブランド「VISA」を運営する企業です。
1958年にバンク・オブ・アメリカが設立し、1976年にVISA(Value International Service Association)へブランド名を変更、これが現在の社名及びブランド名となっています。
少し古い2015年のデータによると世界のクレジットカード取引件数で約55%のシェアを占めており、2位マスターカードの約26%とともにその加盟店数を含め他を圧倒しています。
ビザやマスターカードの強みは自社でのクレジットカードの発行その他のサービスは行なわず、クレジットカード会社に対してブランド使用ライセンスとその決済システムの提供のみを行っていることです。
これによって一般消費者への貸し倒れリスクがなく、消費者が購入した加盟店からの手数料をクレジットカード会社と分け合う形となっています。
また、ビザは子会社を通じ電子決済も行っていて、オリンピックの唯一の公式スポンサーとしてチケット発行等の決済手段となっています。
昨今の日本を含め世界的なキャッシュレス化の流れの中で業界首位の圧倒的な地位は簡単には揺るがないものと思っています。
企業データ
(下記は全て2020年1月4日終値の数値です)
現在株価 : 189.60ドル
時価総額 : 約4,120億ドル
予想PER : 30.60倍
1株年間配当 : 1.20ドル
年間配当利回り : 0.63%
連続増配年数 : 12年
売上5年平均伸び率 : 12.69%
営業CF5年平均伸び率 : 16.46%
営業CFマージン5年平均 : 51.13%
フリーキャッシュフロー5年平均 : 83.6億ドル
ROE5年平均 : 27.12%
ROA5年平均 : 13.32%
増配率5年平均 : 23.58%
配当性向5年平均 : 20.71%
株主還元年利回り5年平均 : 3.13%
直近安値 : 121.60ドル
直近高値 : 191.14ドル
イノクロ保有
2019-9-11 5株 174.80ドル(特定)
計5株
平均取得単価 : 175.648ドル(手数料含む)
取得年間配当利回り : 0.68%
現時点損益 : +70.85ドル(配当含む)
損益率 : +8.07% (配当含む)
PF内比率 : 3.80%(第9位)
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