年初来の概況
連日のハイテクグロース株を中心とした米国市場の青天井相場で資産をガンガン増やされている方も多いようです。
いまだ終息していないコロナによる経済の影響も各国の大規模金融緩和によりダブついた資金が様々な投資対象へ流れ込み、株式市場も金融相場という大きな上昇相場へと突入しています。
経験したことのない大相場になるのかもしれないと思いながら、ふと気付くと3月に大暴落があったことが嘘のような状況になっているので、各月ごとの主要ETFと自分のPFを比較しながら振り返ってみました。
上のヒートマップはS&P500の現時点での年初来騰落率です。
こうしてみると、やはりS&P500の中ではAmazon、Appleを筆頭にGAFAMのパフォーマンスは圧倒的です。
勿論TeslaなどS&P500構成銘柄外で遥かに高いパフォーマンスの銘柄もたくさんあります。
その一方、年初来で大きくマイナスの銘柄やほとんど変わらずの銘柄が過半数を占めています。
株式指数上昇を先導している銘柄やセクターとその他出遅れ銘柄群との間に大きな格差が生じていることは疑いない事実となっています。
年初来月間パフォーマンス推移
VOO |
QQQ |
マイPF |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
月間 |
年初来 |
月間 |
年初来 |
月間 |
年初来 |
|
1月 |
-0.04% |
-0.04% |
+3.04% |
+3.04% |
-0.36% |
-0.36% |
2月 |
-8.10% |
-8.13% |
-6.06% |
-3.20% |
-7.88% |
-8.17% |
3月 |
-12.85% |
-19.94% |
-7.48% |
-10.45% |
-12.90% |
-19.82% |
4月 |
+12.79% |
-9.70% |
+14.97% |
+2.96% |
+10.89% |
-9.83% |
5月 |
+4.74% |
-5.43% |
+6.60% |
+9.76% |
+7.31% |
-3.24% |
6月 |
+1.32% |
-4.18% |
+6.10% |
+16.46% |
+6.24% |
+2.83% |
7月 |
+5.88% |
+1.45% |
+7.35% |
+25.01% |
+8.27% |
+10.93% |
8月 |
+6.97% |
+8.53% |
+10.94% |
+38.70% |
+16.92% |
+29.46% |
保有銘柄の好不調もありますが、4月まではコロナ対策としての小細工が裏目に出たりとあまり良い結果とはなりませんでした。
ハイテクグロース銘柄中心のQQQについては下落が限定的だったこともあり、年初来でインデックスとしては圧巻のパフォーマンスとなっています。
5月以降はQQQをなんとか上回るようになり、8月は大きくアウトパフォーム出来ました。
投資スタイルの切り替え
金融相場という大きな上昇相場に入ったことを意識して、この千載一遇のチャンスに資産形成を加速させることを目的として、リスクを高めパフォーマンスを上げる投資に切り替えました。
7月まではS&P500指数を意識したパフォーマンスを目指していましたが、8月からはQQQを上回るパフォーマンスを意識し1ヶ月間ポートフォリオの改善と投資スタイルの確立に取り組みました。
①ロスカットの徹底
失敗トレードも数多くありますが『損は小さく、利は大きく』を心掛け、例え有望なグロース株でも買ったタイミングが悪かったりチャート的な思惑から外れた動きで買値から5〜10%下がった時点で機械的にロスカットするようにしました。
これにより含み損を抱え続けることなく精神的にも余裕をもったトレードが出来るようになり、パフォーマンスも安定するようになりました。
タイミングとして比較的ロスカットせずに上手く利を伸ばせているものは高値ブレイク後の押し目で拾えたものが多いです。
タイミング考えず飛びついたものはロスカットにかかり振り落とされたりする反面、暴落は避けれます。
②ポートフォリオの見直しと銘柄選定
比較的長期で保有していたキャピタル+インカム両狙い銘柄を全て利確しました。(ABBV,AMGN,MAINなど)
博打に近いワクチン株や金鉱株等も早々に売却してグロース株に集中しました。
国内海外のグロース株投資家からの銘柄情報をTwitter、ブログ、youtube等で集め、自分なりに分析し選別した中からチャートやニュースを元に投資し、その中から上記ロスカットとならなかった銘柄が残るようになりました。
セクターローテーションでグロース株が売られることもありますが、金融相場が続いている間はグロース株有利は揺るがないものと考えています。
③集中投資→課題
これはまだまだ道半ばですが、どれだけ上昇率の高い銘柄を保有していてもポートフォリオにおける割合が低ければたいした利益にならないので、できるだけ銘柄を絞って割合を増やしたいと思っています。
集中投資はリスク分散とは相反するものなのでリスクとの兼ね合いが難しいところですが、理想としては5銘柄程度に各20%の割合です。
当初からその割合を保っているのはAAPLくらいですが、TDOCとLVGOの買収が完了すればおそらく2銘柄目となります。
その他の中からとりあえず6銘柄程度に絞り込み各10%程度とすることが当面の目標です。
④利確タイミング→課題
ここもまだうまく確立していない部分で、決算ミスや明らかな成長率の鈍化、将来的に不利益となるようなニュースがない限りは保有継続が基本と思っていますが、新たな投資銘柄への乗り換えや銘柄絞り込みの為に売却が必要な場合もあり難しいところです。
まだまだ絞り込めていない現時点のPFです。
とりあえずは、まだ年初来でQQQに遅れをとっているので、上記戦略を元に今後QQQをアウトパフォーム出来るよう楽しみながら投資を続けていきたいと思っています。
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