2021年3月2週目トレードの記録
週間の概況
先週の米国市場は長期金利上昇が落ち着きをみせ1.9兆ドルの追加景気刺激策への期待等からハイテクグロース株を中心に急反発しました。
金曜日はバイデン大統領による演説でワクチン接種や経済正常化への具体的なスケジュールが発表されると長期金利が再度上昇しましたが、株式市場はそれ程動揺しませんでした。
週間ではNYダウ+4.07%、S&P500+2.64%、ナスダック+3.09%と主要3指数ともに大きく上昇しました。
週間S&P500ではほぼ全セクターで堅調な銘柄が多くみられます。
週間トレード記録
週前半は様子見していましたが週半ばから買い始めました。
《購入銘柄》
⚪︎アップフィンテックホールディング(TIGR)
追加購入(3/8)100株 @17.50ドル
追加購入(3/10)100株 @19.70ドル (平均@15.30ドル×300)
中国のオンライン証券「Tiger Brokers(老虎証券)」を運営している会社です。
ほとんど利確して恩株だけ残してましたが、まただいぶ下がってきたので半分買い戻しました。
米国Robinhood同様に手数料が安く投資ブームの中で非常に高い売上成長をしている新興証券会社です。
同業のFUTUも人気ですが、株価が安く時価総額も低いこちらの方が好みで相性もいいです。
今週水曜日3/17に決算発表の予定です。
月曜日にほぼ底値で拾い水曜日に買い増ししました。
⚪︎バイオナノジェノミクス(BNGO)
新規購入(3/10)200株 @9.30ドル
医療用のゲノムマップ解析機器「Saphyr(サファイア)」を開発している医療機器会社でこちらも買い戻しました。
昨年末から年始にかけてビンゴ大会と呼ばれたほどの急激な高騰をみせた銘柄で1ドルに満たない株価が2ヶ月ほどで15ドル超まで上がりました。
今回の調整で5ドル台まで落ちてから急反発しています。
来週3/23に決算発表予定です。
非常にボラティリティの高い銘柄ですが、確定済利益が今回投資額の3倍くらいあるので恩株的な感覚で購入しました。
とりあえず決算発表に期待しています。
⚪︎アダプトヘルス(AHCO)
追加購入(3/10)50株 @35.75ドル (平均@33.58ドル×150)
前週に引き続き在宅医療会社を買い増しました。
好決算発表するも地合いに押され大陰線をつけましたが、すごい勢いで高値を抜いていきました。
積極的な買収で規模を拡大している企業なのでこれからが楽しみだと思っています。
押し目を待っていたら上がってしまったので、直近高値を上抜くあたりで買いました。
⚪︎アップスタートホールディングス(UPST)
新規購入(3/10)40株 @56.00ドル
追加購入(3/11)60株 @58.00ドル (平均@57.48ドル×100)
機械学習と人工知能を利用したクラウドベースの融資プラットフォームを提供している企業です。
銀行と提携して無担保個人向けローン等に必要な信用情報を融資テクノロジープラットフォームを利用した格付けにより融資業務の改善を行っています。
サブスクリプションベースのビジネスモデルではなく、ローン金額を基準とした従量課金制で銀行から3~4%の紹介料と2%のプラットフォーム料金、ローン利用者から0.5~1%のサービス料が継続的に入るようになっています。
無担保個人向けローンの市場は昨年度1180億ドルでこの内35億ドルのローンを提供しましたが、昨年6月から自動車ローン(昨年度6250億ドルの市場)の提供を開始しました。
今後クレジットローン(昨年度3630億ドル)や住宅ローン(昨年度2.5兆ドル)への拡大の可能性も十分あると思われます。
こちらも今週水曜日3/17に決算発表の予定です。
昨年20ドル台で初値をつけた後100ドル台まで高騰しましたが、40ドル台まで調整して反発しています。
⚪︎ゼップヘルス(ZEPP)
新規購入(3/10)100株 @14.50ドル
中国大手家電メーカーXiaomiのスマートウェアラブル製品(スマートウォッチ・体組成計など)のデザインや製造を一手に引き受けるグループ企業Huami(HMI)が社名変更してZeppHealthになっています。
AIチップ、バイオメトリックセンサー、健康データアルゴリズムなど独自のテクノロジーを使用し消費者向けにスマートヘルス製品の幅広いラインアップを提供しています。
売上右肩上がりで黒字企業にも関わらず割安な株価なので、とりあえず打診買いしてみました。
今週月曜日3/15に決算発表を予定しています。
こちらも調整からの反転となっています。
⚪︎中国株ブル3倍ETF(YINN)
新規購入(3/11)100株 @23.28ドル
追加購入(3/12)100株 @21.00ドル (平均@22.25ドル×200)
香港証券取引所で取引されている最大かつ流動性の高い企業50社から構成されるFTSEチャイナ50インデックスをベンチマークとして3倍のリターンに連動することを目的としたETFです。
構成上位銘柄には、美団、テンセント、アリババ、JD.COM、平安、Xiaomi他中国の有名企業が揃っています。
中国市場がここ1ヶ月程調整してきたのでそろそろ反転を期待して買ってみました。
ETFはあまり好きではないので少し上がったら利確しそうな気もしてます。
⚪︎ドラフトキングス(DKNG)
新規購入(3/10)50株 @72.00ドル
スポーツベッティングやオンラインカジノを運営しているDraftKingsを購入しました。
コロナによる財政不足から米国の州政府による賭博規制が今後緩和されていく可能性が高そうなので、ここも今後大いに期待できるとし株価もかなり強い動きです。
グロース株全体がだいぶ売られ割安感のある銘柄が多過ぎて迷った挙句、あえて逆張りではなくグロース投資の王道である順張りとしてここで新高値を更新したDraftKingsを買ってみました。
直近高値を上抜けた新高値近辺で購入しました。
ボラティリティは少し高めなので一旦調整の可能性もありそうです。
《売却銘柄》
⚪︎小型株ベア3倍ETF(TZA)
全株売却(3/11)200株 平均@31.02ドル -1753.19ドル(-22.12%)
⚪︎テクノロジー株ベア3倍ETF(TECS)
追加購入(3/9)600株 8.21ドル
全株売却(3/11)900株 平均@7.61ドル -749.32ドル(-9.89%)
金利をだいぶ織り込み大きな変動リスクもないと判断してよりによって前週金曜の大底で仕込んだベアETFを全て処分しました。
まぁ、毎度大きな下落の際に起こるお約束パターンで相場の反転に一役買ったと勝手に思っています。
現時点のPF状況です。
週間パフォーマンス
VOO |
QQQ |
マイPF |
|
3/8 |
-0.49% |
-2.83% |
-2.52% |
3/9 |
+1.40% |
+3.94% |
+7.06% |
3/10 |
+0.62% |
-0.29% |
-2.03% |
3/11 |
+1.06% |
+2.30% |
+5.72% |
3/12 |
+0.14% |
-0.81% |
+1.53% |
週間 |
+2.74% |
+2.20% |
+9.74% |
急上昇していた金利も徐々に落ち着きをみせた火曜日に大きく反発し、金曜日も再度長期金利が上昇していましたがだいぶ織り込んできたように感じられる動きでした。
慎重モードで木曜日までベアレバレッジを保有していたため急反発としてはマイルドな上昇になりましたが、安全策を取っていたので仕方ないところですね。
来週末のメジャーSQまで安心はできませんが、ここからしばらく揉み合ったあと上昇してくれたらいいなと思っています。
売却は利確0ロスカット2で、年初来通算は利確39ロスカット22、年初来確定益は24685ドルとなりました。
年初来の騰落率はVOO+5.43%、QQQ+0.55%、マイPF+38.50%となっています。
ドル建て資産評価額は年初来+38.50%となりました。
現在保有銘柄の週間株価変動
上昇はEH+49.09%、BNGO+31.19%、AMRS+27.94%、TIGR+23.01%、DKNG+20.55%、AHCO+19.36%、EXPI+18.93%、EOLS+15.28%、UPST+13.37%、CSIQ+13.31%、PERI+8.99%、INMD+8.18%、MSFT+1.79%、BIDU+0.97%、ZEPP+0.47%の15銘柄でした。
下降はYINN-5.43%、AAPL-0.32%の2銘柄でした。
先週の新高値はDKNGのみでした。
⚪︎EXPワールドホールディングス(EXPI)
3月11日に4Q決算を発表しました。
売上はコンセンサス予想5.22億ドルに対して前年同期比122%増の6.09億ドル。
EPSはコンセンサス予想0.06ドルに対し0.05ドル。
調整後EBITDAは前年同期比172%増の1660万ドル、営業CFは前年同期比1880%増の3.05億ドル。
FY20通年での売上は前年比84%増の18億ドル、純利益は前年比223%増の3100万ドル。エージェント及びブローカーの増加は前年から63%増の41323人ですが、決算発表時点ではすでに48000人を超えており成長のスピードは今後も継続しそうな感じです。
かなり低いマージンのビジネスモデルなので売上成長率が高いうちは良いですが、その後の展開が気になるところです。
週間損益
米国株含み損益 |
+12634.28ドル |
米国株確定損益 |
-2502.51ドル |
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