イノクロの米国株投資

米国グロース株に全力投資で趣味兼資産形成を目指す記録です。

株価暴落について

f:id:inokuro:20191219135130p:image

株価は過去の傾向から不規則な間隔で必ず暴落があると言われています。

 

暴落前に共通する兆候や様々な指標から暴落の時期を予想されたりしますが、基本的には暴落を予想することは誰にもできないと言われています。

 


イノクロ的にはまだ投資による資産形成序盤ということもあり、昨年末頃のようなある程度の暴落はチャンスになる可能性があると思いますが、リーマン並の大暴落が起こるとなかなかそうはいかないと思います。

 


一応、リーマンショックを経験しているので当時のことを思い返してみると、慣れ親しんだ株価が信じられないほど安くなり、超お買い得と思って購入するとそこから更に信じられないほど株価が安くなり、どこもかしこも倒産するんじゃないかという感覚が続きました。

 

そして一旦リバウンドしてもう大丈夫かなと思ったらそこから更にとんでもなく暴落するという負のスパイラルに入っていました。

 

ちなみにリーマンショックの前の年からサブプライムローン問題ですでに暴落は始まっていて、暴落前の日経平均は18000円前後でした。

それが15000円を割り込みリーマン破綻でまさかの1万円割れ、最終的には7000円まで落ち、世界終わった。。。という感覚でした。

その後数年日経平均は1万円以下をウロウロしてました。

バブル当時の4万円近くから保有し続けていた人はどんな気持ちだったのでしょう?

金融システム崩壊というパニック状態の中でまた必ず株価は戻ると確信持てた人がどれだけ居たのでしょうか。

 

下の表は日経平均歴代下落率ランキングです。

f:id:inokuro:20191219125152j:image

米国のリーマン・ブラザーズが破綻したのは2008年9月15日ですが、そこから世界的に金融危機が拡大し2008年10月には日経平均下落率ベスト10のうち2、5、6、7位と計4回、ベスト20まで含めると計7回リーマンショックでの暴落がランクインしてます。

1日で10%前後の暴落が1ヶ月に4回もあったわけです。

 

ただし、、、

次の表は日経平均歴代上昇率ランキングです。

f:id:inokuro:20191219133418j:image

日経平均上昇率ベスト10内に1、4、8位の3回、ベスト20内に計5回ランクインしています。

これを見て分かる通り一方的に下がる訳ではないところが非常に厄介なところです。

大幅に下がった後の大幅な上昇を期待して逃げ遅れることとなり、気付くと暴落スパイラルに巻き込まれている結果となります。

 

イノクロのように株の世界に恐怖を感じた人々があらかた退場した頃から徐々に株価が回復していったように思います。

 


一度負のスパイラルを経験してしまうとまた暴落するんじゃないかという恐怖心から暴落後の上昇に乗る勇気はなかなか出ません。

 


当時は新興市場ブームからデイトレが流行し、2006年のライブドアショック以降もイノクロのような一攫千金を夢見る素人投資家が非常に多くいたことが更に日本の株式市場を混乱させていた気がします。

 


100年に一度と言われるリーマンショックのような大暴落じゃなくてもある程度の暴落はよく起こります。

 

逆に今年の特に米国株価は暴落らしい暴落があまりなくほぼ一本調子で上がってきたことの方が怖く、後半はあまり追加投資が出来ませんでした。

 

昨年は年初のVIXショックに始まりFRBショックや米中貿易戦争の開戦やらで何度か株価が大きく下げる場面がありましたが、今年は夏前に短期的な調整が入った程度に思います。

 

暴落のエネルギーを溜め込んでいるかのようでちょっと怖いですね。


しかし、昔の暴落前と違うのは暴落を警戒する投資家が非常に多いということです。

 

特にリーマンショックの悲惨さが投資家の強気一辺倒になることを抑えている気がします。

 

暴落が近い近いと言われながらもそうならない理由の一つに世界中の投資家が暴落を警戒し、また暴落を心待ちにして投資を控えている人の存在があるんじゃないかと個人的に思っています。

 

投資家が警戒心を忘れない限り暴落はあっても大暴落と呼ばれるほどのものにはならないのではとも少し思っています。

 

大暴落は誰もが強気になり一旦下がっても長期で株価が上がり続けるということを誰も疑わなくなった時が最も危険だと思います。

総楽観になるのは更に1年くらい一本調子で上がり続けて、様子見してた投資家が諦めて買い始めるような頃かもしれないですね。

そうならない為にもたまには相場を冷やすような調整が必要で、その辺トランプさんは去年辺りまではうまくやっていた気がしますが、さすがに最近はあまり反応しなくなりましたねw

 


イノクロは最近暴落の始まりや終わりの予兆がメディアで結構分かるような気がしています。

ニュースではなく普段株価の話題など一切触れないワイドショー等で株価の上昇や暴落がお祭り騒ぎのように報じられると天井か底が近いと思っています。

 

最近ではイノクロを市場に呼び戻した一昨年秋に日経平均がバブル後最高値更新と散々メディアで騒がれたところが天井で暴落し未だに超えていません。

また、昨年秋からの株価調整が年初のアップルショックによる暴落でワイドショー等に大きく取り上げられてから盛り返したり、昨年のVIXショックなんかもワイドショー等で解説されてすぐに戻ったりしました。

まぁ、たまたまと言われれば反論出来ませんが(^_^;)

 


最後に暴落の際の対処についてですが、ナンピン又は保有継続して株価回復を待つか、一旦売却して底打ちを確認してから買い直すか、底の浅い暴落なら前者、大暴落なら後者の方が利益を出せると思いますが、底を100%読むことは不可能に近いので対処方法は難しいです。

大暴落時は株式、債券、為替のトリプル安になる可能性もあるので、投資は余剰資金でやることが一番ですね。

 

この記事が良かったら↓ポチッとお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村